幼馴染みと金沢へ女子旅

秋、幼なじみと二人で能登、金沢へ女子旅をしました。私は主婦、幼なじみは独身、生活基盤が違うためなかなかゆっくり話す機会がないので、いっそのことのんびり旅行をしながら積もる話でもしようということになりました。

当初は能登半島へ足を延ばす予定ではなく「金沢駅周辺を散策しながら美味しいものでも食べたいね」というくらいのゆるい計画の旅でした。それがふたを開けてみればのんびりどころか、波乱万丈でハードスケジュールな旅行となったのでした。

夜行バスで金沢駅に朝の6時半に到着です。駅の喫茶店で朝食をとり、その足でまず予定していた「白山ひめ神社」へ電車で向かいました。清々しい空気に包まれながらの参拝を終えて金沢駅に戻り、ひがし茶屋の定食屋さんでさんま定食をいただき散策を楽しみました。ひがし茶屋を後にしてバスで兼六園へ向かいます。紅葉にはほんの少し早かったのですが美しい庭園を満喫できました。

お隣の金沢城に寄ったあと宿泊先のホテルにチェックイン、夕食まで休憩しました。夕食は幼なじみの金沢在住の知り合いNさんにオススメの天ぷら屋さんへ連れていってもらいました。地元の金沢野菜やししゃも、白子の天ぷらは素材の良さを堪能できました。

2日目は金沢駅でレンタカーを借りて能登半島をドライブです。なんと予定外に、能登で活動されている漆作家さんの工房へお邪魔させていただいたのです。お天気が良く、日本海がキラキラしていて特別な時間でした。

やはり、予定していなかった能登半島へのドライブは、家族旅行では味わえないドキドキ感があってとても新鮮でした。1泊2日の旅行でしたので、能登半島へは足を運べないだろうとあきらめていたのですが、1日目に金沢の中心街をまわってみてかなり満足してしまったため「2日目はもう少し遠くまで足を運びたいね」ということになったのです。

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天ぷらのお店を紹介していただいた地元のNさんやそのお友だちなどは「能登方面行っても何もないよ」とおっしゃっていましたが、そう言われると余計に行ってみたくなり、2日目はレンタカーで能登をドライブしていました。能登半島には日本で唯一砂浜をクルマで走ることのできる「千里浜なぎさドライブウェイ」があります。もちろん走りました。波も穏やかで絶好のドライブを満喫しました。

又、幼なじみが好きな漆器職人さんが能登に工房を持っているとのことでお電話で工房を見学できないか確認してから、本当に突然お邪魔してきました。工房ではお弟子さんが数名作業をされていてその様子を見学させていただきました。ご本人はあいにく中国へ出張中とのことで奥様が私たちの相手をして下さったのですが貴重なお話を伺うことができました。

とにかくこの旅行は出発する時からイレギュラーで始まりました。一緒に旅行する幼なじみが風邪をひいて当日39度の熱があったのです。東京駅で待ち合わせするまでそのことを知らずにいた私は当然、今回はキャンセルするしかないんじゃないかと思いましたが、当の本人は「病院へ行ってインフルエンザじゃないこともわかったし薬ももらってあるから大丈夫」と行く気満々でしたので、心配ではありましたが決行しました。

幼なじみは薬が効いたのか、夜行バスの中で眠って熱は下がったようで、ひと安心ではありましたが、もちろん本調子であるハズがなく、正直旅行中はずっと心配がつきまといました。しかも、予定では2日間金沢駅周辺をのんびり散策しながら過ごすはずだったのが急遽わざわざタイトなスケジュールを立てて能登半島まで足を運んでいるのです。救われたのはお天気がとても良くとても暖かかったということと、幼なじみのバイタリティが並大抵のものではなかったということでしょうか。とにかく家族旅行ではなかなか味わえないような気分を満喫できた旅行でした。

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